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リリカルさは欠片もない。  

ネタが生まれたので勢いだけで書いたひぐらし圭魅SS。
とりあえずあれです、脈絡ありません。ぐだぐだです。
 好き。
 好き。

 大好き。



 伝えたくてたまらない、胸の中にいっぱいになったひとつの思いを込めてただひたすら、じぃぃぃっ、と。




 ……見つめてみたって、そぉんな簡単に思いが通じちゃうような相手なら苦労も何もないよねぇ。



 何せこんな乙女な思いを伝えたいと願う相手は、キングオブデリカシー欠乏症(詩音命名)の圭ちゃんだ。
 その圭ちゃんは沙都子と梨花ちゃん、そして羽入にじゃれられて三人を追い掛け回してる真っ最中なものだから、私の視線に気づく気配はなかった。
 ―――こうやって見つめ続けてる私に気が付いたら、「魅音おまえ、何を企んでやがる!?」とかバリバリに警戒しだすに違いない。
 それはまぁ、仕方ないといわれればそうなんだけど。
 普段の私たち部活メンバーは、相手を探り陥れ、自分の勝利にまい進するのが普通なんだから。


 それ以前に、あんまり女の子扱いし辛いだろう私との関係もあるんだけど。


 圭ちゃんの前で下ネタ全開の発言なんて当たり前な自分。一人称が時々「おじさん」な自分。そんな状態でありながら女の子扱いして欲しいなんてそりゃ無茶ってもんだ。―――自分からそう、性別を感じさせないように振っておいて、酷いわがままだと自覚している。




 「魅ぃちゃんが気づいてないだけだとレナは思うかな、かな」

 クスクスとレナが笑いながら、なおも圭ちゃんを見つめ続ける私の隣に腰掛ける。

 ……私が、何に気づいてないんだろう?
 思い当たる節が何一つなくて、思わず首を捻ってると。
 レナは珍しく人の悪い笑顔を見せた。

 「それは教えてあげない! だって、何だかちょっと悔しいんだもん」
 「ええぇー、何さレナのケチー! おじさんはそんな風にレナを育てた覚えはありませんよー!」
 「レナ、魅ぃちゃんに育ててもらった覚えないもぉん!」




 そんなレナとのやり取りから数日。




 今日も私は、ひたすらに、思いを込めて。
 ロッカーを漁ってる圭ちゃんを見つめている。




 好き。 好き。 圭ちゃんが好き。 ずっとずっと圭ちゃんが好き。 大好き。




 そんな熱のこもった視線は、それでも気づかれることなんてありはしないだろう。
 何せ圭ちゃんはトップオブ鈍感(詩音命名)なんだから。


 と、思っていたら急に圭ちゃんが私を振り返って首を傾げた。


 「ん? 何だよ魅音、人のことじっと睨みつけて」


 気づかれた。

 ちょ、えええ嘘気づかれたとかどうして!? や、そりゃ確かにじっと見てたけど! 見てたけど!!
 でも今までそんな気づく素振りなんてなかったじゃん!

 「へぁ!? え、や、やだなぁ圭ちゃんてば! おじさんが圭ちゃんなんか見てるわけないじゃん!」
 「いや、見てたぞ? そりゃもう何かの念をヒシヒシと感じる程にな」

 何の念なのかはよくわからんが、と付け足すように呟く圭ちゃんをよそに、私は何とか動揺から抜け出そうともがいてもがいて、でも結局抜け出せそうになくて。それでも何とか表面上は何もないように取り繕う。


 「……だーかーら、私圭ちゃんのことなんか見てないっての! んもー圭ちゃんってば自・意・識・過・剰☆ それとも何、私なんかの視線で感じちゃったわけぇー? やーらしー」
 にたりといやらしく笑って顔を背け、わざと圭ちゃんの怒りを買うように仕向ける。短気なところのある圭ちゃんは、これで「自意識過剰なんかじゃねぇぇぇぇ!! やらしーとか言うなああああ!!!!」などと叫びだして瞬間湯沸かし器の様に憤りの蒸気を噴くのだ。



 ―――わかってる。悪循環。



 好きなのに、好かれたいのに。
 園崎家の次期頭首としてじゃなく、クラス委員長で部長の園崎魅音としてでもなく、「魅音」というひとりのオンナノコとして、圭ちゃんに特別を感じて欲しいのに。



 圭ちゃんのこと好きだからずっと見てたんだよ、なんて言える勇気があったなら、どんなに……



 「……はぇ…?」



 不意に頭に感じたぬくもり。
 圭ちゃんのほうに恐る恐る目を戻してみると、私の予想とは裏腹に。―――圭ちゃんはただ、困ったような顔で、私の頭を撫でていた。

 「……圭、ちゃん?」
 「あー、まぁ、その、なんだ。……さっきの暴言は今回だけは水に流しとく」

 圭ちゃん自身も多分、何故そう思ったのかわかってなさそうな顔で。それでも私の頭を撫でるその手の動きと、私を見つめる目は只管に優しい。





 ああ、もう、どうしよう。ずるいんだから。

 ずるいよ、圭ちゃん。大好きだよ。






 「な、何なんですのこの落ち着かない居心地の悪い空気はっ!? もしかして圭一さん達の所為ではございませんこと!? そうですわそうに違いありませんわだって普段のお二人らしくありませむぐっ」
 「いいのですよ沙都子。魅ぃも圭一も、今だけはリリカルムネキュンワールドの住人なのです」
 「圭一くんはともかく、魅ぃちゃんも圭一くんのこと言えない位に鈍いよね? こんなにクラス中の注目浴びてるのに全然気づいてないんだよ。……はぅ、真っ赤になって照れてる魅ぃちゃんかわいいぃぃ」
 「あうあうあう……! お持ち帰りはダメなのですよレナぁ」





ヒャッホーウ☆(落ち着け)

久しぶりなので恥ずかしさてんこもりですね。何か吊ってきます。何かはわかんないけど。

category: ショートショート

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コメント

きゃっほ~う☆
ひたすら乙女チック魅音ちゃんだ~!
ああもう、ああも~う!転がりたくなる~!

はう~☆

なぎー #- | URL
2008/08/06 00:27 | edit

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