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果てしな小噺。(二次創作その2)  

壊れたギャグが好きです!
むしろ変態で壊れた隊長が大好きです!!

そんな人が書くイスアマウシはこうなるという話。

あ、一部些細なネタバレもありまする。



ちょっと小噺/大神/001:オイラと毛むくじゃらとインチキ野郎



*+*+*+*+*+*+*+*+*+*


 
「……ワゥ?」
「ンぁ? どうかしたかァ、アマ公」
アガタの森の直ぐ近く。
オイラとアマ公がざわざわと音をたてて流れる川のほとりをのんびり歩いてた時の事だったな。
いきなり足を止めたからチョィと尋ねてみたら、どうやら聞き逃せない悲鳴のようなものを捉えたみてェだった。
とまぁ、ここまではまァたまに……本当ならあっちゃいけねェことなんだが、珍しくはないことだったんだ。ところがアマ公の奴はいつもと違っていた。
いつもならオイラの文句も聞かないでそれこそ風のように現場に急行、なァんてもんなんだがァ――、今回に限っては戸惑ったようにキュウキュウと鼻を鳴らして、頭の上のオイラを伺っている。ほんとうに珍しいことに、迷ってるみてェだ。これには流石のイッスン様もぎょっとして、ついつい唸っちまった。
とは言え、何かしらのオオゴトだったらとんでもねぇ話だし、だからってオイラ達は正義の味方でもなんでもないけど……あ、いやアマ公は神様だから困った奴を助けてやらないとダメか………まぁ、ともかくだ。
要するに有耶無耶ではっきりしねェのも寝覚めが悪くなりそうだ、白黒ハッキリつけてこようじゃねェかと悲鳴らしいものがした(らしい)ほうへひとっ走り来てみたわけだが―――。




「ヘールプ! ヘルプミーアマテラスくぅーん!」




駆けつけてみたオイラ達の目の前には。
大して川幅も広くねェ、つーかさっきほとりを歩いていた川の支流の小川の真ん中に、ぽつんと大きな岩があるんだがよォ。
まぁ、なんだ…その岩の上に、あのいまいましィインチキ野郎の姿があったんだ。
その手には、何やら赤いひらひらした長ェ布をくくりつけた奴の愛刀が握られていたりもする。
―――来るんじゃなかったぜェ。
その光景を見てオイラはどっと疲れた。いやもうほんとに。カムイでインチキ野郎とイザナギのおっさん(100年前の英雄をこう呼ぶのもなんなんだがなァ)とを含めた昼夜問わずにぶっ続け10回連続ドンパチやり終わった以上に、そりゃァもう洒落にもなんねェくらいに疲れた。(精神的にな。)
アマ公もアマ公で、いつもだらしなく半開きの口が、パッカリ全開してた。コイツもコイツで色々どっと脱力したみてぇだ。
「ノォーゥ! ミーとしたことが川の真ん中に取り残されてしまったよっ」
―――オメェ、空飛べるじゃねェか。
「オウマイガッ! 何て激しい流れなんだっ! これではスイミングで川岸に戻れないじゃないかっ」
―――その岩から一間ほど先で近くの集落のガキどもが暢気に水遊びしてるのはオイラの目の錯覚かァ?
しかもご近所のお母さん方が集まってきてんじゃねェか。ご丁寧にガキどもの目を覆って、「あんなものみちゃいけません」とか言われてるぞ。それでいいのかよ、仮にもナカツクニを守る陰特隊隊長なんだろ。
「ああっ、怖いっ怖いよ! 助けてアマテラスくんっ! ユーのパワーオブラブでミーを颯爽と救助してくれるって信じてるよ!」
―――そんなもん信じてるのはオメェだけだっつの。
つーか今気がついちまったんだが―――、あの赤い布……フンドシじゃねェか!! もしかしてあれか、袴の下何にもつけてねェのか!? 最悪だ! なんつーモノはためかせてやがる!?
「助けてくれたお礼は、だって? ふふ、解ってるよアマテラスくん…ユーの望むままにミーの生涯の全ての愛を捧げることを誓うよ! 手始めに愛のために邪魔な金玉虫…いや、ゴムマリくんをさっくりと鳥の餌にしなくちゃいけないね! アハハ!」
―――いつかたたっ切るぞ、変態野郎。
ぴきぴき沸いてくる怒りを抑えて、ずるりとアマ公の鼻っ柱を滑り降りる。近くの頃合のいい石の上に立って、アマ公を見やってみた。

―――いらねェ、そんな愛とかこれっぽっちもマジでいらねェ。

いつもより気力のなさそうなアマ公のツラは何だかそういってるような気がした。
……さすがだぜェ、相棒。気が合いまくりじゃねェか。
ついついニンマリと笑っちまいつつ、オイラは。
馬鹿丸出しどころか変態モロ出しのインチキ野郎に聞こえるように言ってやったンだ。

「あれに近づくなよアマ公ォ」
「わぅ」
こっくりと首を縦に振るアマ公。その返事に満足したオイラは、得意になっていつもの特等席へ飛び乗った。
「よぉし、そんじゃァ度の続きといこうじゃねぇかァ!」
「ワゥン!!」


「!? ちょ、ま…ウェイト! プリーズウェィト!! アマテラ…おぐぁ!? 川の水がぁー!? ノゥ! 水郷とか津波やめ、ヘーーールプミィィィィィィーー!?」

下流のガキどもとそのお母さん方には被害がいかねェように、アマ公の尻尾がゆらゆらと筆を奏でていたのは見ないことにした。










……どうせ死なないし、アイツ。








                                                 終劇。

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